アーカイブ … ”頭の働きの実例を紹介しています”

ロジックの相違に関する実例を、過去の執筆記事から選んでご紹介します。これらを読むとlmapの考え方の大枠をお掴みいただけます。更に他の記事を読む場合は、それぞれの連載のリストから選択ください。「もう少し突っ込んで意見を知りたい」とのご要望があれば、コンタクトからお聞きください。喜んでお答えします。

 

地理把握の仕方が違う

この地図はイタリア人が描いたものです。lmap の「異文化の人とは頭の働きが違うのだ」という主張を即お分かりいただけるでしょう。一本の線は高速道路を表し、おりていけない出口は「NO」、出るべき出口は「SI」と書かれています。イタリア人がすべてこういう地図を描くわけではないですが、このような道の覚え方を「奇異」とは受け取りません。 [もっと読む]

アジアのなかでも美人の基準は違う

 

国により売れ筋のファッションが違いますが、それも当然です。地域によって「美しい」とされる基準が異なるのですから。アジアのなかでも国により美人と言われるタイプが違います。「かわいい系」か「きれい系」という軸で比較すると同時に「セクシーボディ」か「スレンダーボディ」か、との分け方もあります。さて、タイの女性は?

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外国人が伝統的寿司を好むとは限らない

 

世界にある寿司店の7割以上は非日本人が経営しているといいます。それらで提供される寿司を「なんちゃって寿司はまがい物! 正統的寿司を分かってもらうべきだ」とおっしゃる日本の方がいます。確かにモデルの提示を怠るべきではないでしょうが、外国人の寿司への本音も知っておくのが良いでしょう。 [もっと読む]

欧州の洗濯機のインターフェースが複雑なわけ


欧州の洗濯機は洗濯物を入れて一度蓋をしめたら定められたメニューを選択するのが全てです。いわばセットメニューです。日本の洗濯機はユーザーが自分で手順を変えることができるアラカルト式になっています。パナソニックは日本式を良かれと思って欧州に進出しようとしたらドイツの開発者にNOを突きつけられました。[もっと読む]


朝起きてすぐ近くのコンビニに出かける時、どんな化粧をする?


アメリカの女性はアイメイクをします。日本では日焼け止めクリームを塗ります。しかしフランスの女性は香水を吹き付けます。これを単なる習慣の違いと軽く見てはいけません。フランスで化粧品の売り上げの半分は香水で、日本での香水の売り上げは数パーセントしかないのです。[もっと読む]

どうして無印良品が中国で人気なのか


MUJIは中国で出店数を伸ばしています。それに対して米国ではまだまだです。MUJI が中国、欧州、米国でどう受け止められているのかを米国 ZIBAデザイン・戦略ディレクターの濱口さんが解説してくれました。[もっと読む]


公文式の生徒が世界で増え続けている理由


公文式学習法が世界に広まっています。当初は海外赴任者の子弟を対象にしていましたが、いつの間にか海外の人々に浸透しています。その背景には、世界で通じる合理的なコンセプトがあります。 [もっと読む]

サムスンVSアップルの訴訟合戦でみえるもの


スマートフォンもタブレットもグローバルコミュニケーションの象徴です。各国の伝統や文化とはあまり関係のない「世界を股にかける」モノと考えられ、ソフトウェアにおいては地域適合が求められても、ハードのデザインにそのような配慮はあまりありません。しかし「競合製品と類似であるかどうか」が法の世界に入ったとき、デザイン観の地域差がビジネスの生命線を決定する要素になっています。 [もっと読む]

 


日式スイーツをアジア市場で売るロジック


日本はこれまでフランス料理、イタリア料理、中華料理、インド料理に至るまで「なんちゃって外国料理」をさんざん広めてきました。それなのに外国人の作る和食を「なんちゃって和食」と小馬鹿にする傾向があります。どうして上から目線になるのでしょう。 [もっと読む]

 

サイゼリヤがイタリアの店より上か?という問いにどう答える


サイゼリヤをどう評価するかはよく話題になります。イタリアのイタリア料理屋と日本のイタリア料理チェーンレストランを比較することは無意味なように思えるかもしれません。しかし、それをあえて比べて見えてくるものがあります。 [もっと読む]