お客さんの頭の中を理解することを目指す

ローカリゼーションという言葉は「現地適合化」と訳されます。市場の言語、法律、ユーザーの習慣や身体的特徴に製品のスペックを合わせることを指すのが普通です。

 

しかし90年代以降、新しい要素が加わります。情報端末の普及により情報を瞬時に分かるようにユーザーインターフェースを作りこむことが重要になりました。認知科学的側面、即ちユーザーの頭の働きにあわせたローカリゼーションがポイントになります。

これが市場で通用するロジックを捉まえることを主眼とするローカリゼーションマップ( lmap )の出発点です。もちろん電子機器のみならず、すべてのモノやサービスが対象になります。

 

気づき考える[勉強会、レクチャー、ワークショップ(人材教育)]


lmapの活動のエンジンです。一緒に気づき、知る、考えることを通じて異文化理解へのアプローチを共有します。外部からさまざまな分野の講師をお呼びして年に3-4回実施した勉強会で問題意識を深める一方、多彩な参加者と幅広いネットワークを構築してきました(実績をご覧ください)。社内のクローズドな空間でレクチャーやワークショップを行い、その後の「調べる」「動く」の土壌を作っていきます。

調べる[市場調査]


事業企画や商品開発を実行するにあたり、リサーチが不可欠なステップであるのは当然です。ただむやみに調べればよいわけではなく、リサーチの設計が何よりも大切です。相手は違ったコンテクストに生きている人たちですから、自分の世界で有効と思われる質問が同じに受け取られるとは限りません。落し穴が何処にあるかを事前に知っておかないといけません。リサーチ会社とのコラボやソーシャルメディアを使ったインサイトリサーチなどを実施します。

動く[事業・商品企画 ]


実際にビジネスのアイデアを考える、新事業をたちあげるところからお手伝いします。例えばASEANならばどのような商品を開発するのが良いのか?どの国をテストケースとして、どこでボリュームを狙うのが良いのか? アイデア出しから商品プロトまで、あるいは生産拠点の候補探しから契約の詰めまで、数多くの新規ビジネスに関わってきた経験豊富なメンバー揃いですから、どんなステップからでも対応可能です。